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2004.12.31

ゴム版

hanga1今年は年賀状をゴム版でつくりました。何年か前に道具を全部処分してしまったので、全部買いなおしました。ばれんも買ったよ。大きいの。

久しぶりに使ってみると、ばれんってほんとに優秀な道具なんですね。竹の皮のストライプや、周りの何気ない折り返しの丸みのおかげで、きれいに刷れるようです。出来上がりはまずまずでした。

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2004.12.30

雪と新聞

今年の大晦日は雪になりそうとのこと。その前に大晦日に雪が積もったのは20年ほど前のこと。。その時のことをよく覚えています。

私は高校生で、大阪の学校に通っていました。まわりの友達が近所のパン屋さんとかマクドナルドでバイトをしてるのがうらやましくて仕方がない。だって大人~って感じでしょう? でもみんなの家の近くには高校生が気軽にバイトできるお店があったのに、うちの家は辺鄙な山の上でなーんにもない。親に言うと「アルバイトなんてやると帰りが遅くなって不良になる」と言って取り合ってくれませんでした。(今現在、立派な不良になったと思うが~)

どうしても気が納まらなくて、絶対バイトしてやるー!と、ついに家から歩いて行ける健全なバイト先を見つけました。それは新聞配達所。朝の3時に出て6時に終わるから親にも見つからないだろうし。配達所の人は「女の子なのに、偉いなあ~」と言って親切にしてくれました。私の持分は50件で、最初の日は配る家をひとつひとつ教えてもらいました。この家は早起きだから早めに回るとか、この家はポストじゃなくてドアに挟むとか、自転車を早く停める方法まで教えてくれました。

今思うと、早朝だから親にバレないという発想がすごいよね。毎朝こっそり起き出して出かけて、これで私も一人前だいっなんて思ってたんですが、一週間目に見事に寝坊した。配達所から朝の4時に家に電話がかかってきて、親にあきれられました。「新聞配達してたの!? そんなにバイトしたかったの?」 それからは大手を振って目覚ましをかけられるようになりました。

秋から配達を始めて、新年がやってきました。この年の正月が雪。元旦は休みだから2日の新聞が分厚いのは皆さんご存知だと思います。50部が自転車のかごに全部入らなかったので何回かに分けて配達所に戻りました。早起きも寒いのも平気だったけど、この日ばかりは参りました。

1件だけよその新聞も取っているマンションの家がありました。ドアの新聞受けに既に分厚いやつが入ってて、その隙間から入れようとするんだけど、なかなか入らない。うーん、うーん、とやっていると雪の露で新聞がだんだん破けてきて、なんかもう、ムチャクチャな感じになってしまった。。そのうち「朝っぱらから何をやっとるんだ!!」と恐いオジさんが中から出てきたので、「あ、あ、あの、○○新聞ですッ」と言ってそのボロボロの新聞を差し出すと、ひったくるようにしてバンとドアを締めていってしまいました。マンションの10階から外を見ると、遠くまでずっと真っ白で、しーんとしていました。

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2004.12.29

鳳仙花

朝早く出て、東京に戻りました。中上健次の「鳳仙花」を新幹線でずっと読んでいて、夢中になってしまった。今年出会った中では間違いなく最高の1冊です。

東京駅に着くと、雪が降っていました。寒い!家に帰ってお風呂に入り、夕方から大宮JAMへ。今年のライブ納めでした。

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2004.12.28

御影

soshu

とある会社の忘年パーティーに出演することになり、関西へ。場所は神戸の御影にあるゲストハウスで、旧財閥の別荘を改造したという昭和モダンな建物でした。それにしても、阪神間の山は美しい。山が後ろにある景色をみるとホッとします。御影の駅前は相変わらずこじんまりしていて、このまま変わらないで欲しいと思います。

演奏後、レクリエーションの時間にお客さんと一緒にクイズに参加させてもらえました。「参加者の中で3番目に背の高い人の身長を当てる」というクイズで何気なしに書いた数字がずばり当たって、出演者が豪華賞品をもらうという申し訳ない事態になりました。いやー、本当に申し訳ない。。いつも何にも当たらないのに、なんでこんな時に。。

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2004.12.27

来年から

こういうものにmemoを書いてみようかなと思って、書いてみてるんだけど、いかがでしょうか。知人もみんなブログにしているのを見てて、デザインがどれも同じみたいになっちゃってるので、やだなあ、このまま世の中すべてテンプレートになるんだろうか?と思いつつ、でも新しいものには興味があります。しかし面倒くさいです、これ。

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2004.12.24

オステオパシー

 演奏しているお店の常連さんが、私の通っていた療術所を教えてほしいと言われたので、よよぎ療術センターのことをお伝えしました。

 ここにオステオパシーという療術をやる野口先生という人がいて、以前にひどい腰痛になった時に救われたことがあります。名前だけ聞くと、テレパシーか?と胡散臭い感じを受けそうですが、要は整骨の一種で、でもカイロとはやり方が違います。私の場合は、演奏道具の持ち運びとギターを弾くときの足組みのせいで歪みがひどくなったみたいで、骨盤~背骨~首までの骨を、まっすぐに直してもらいました。

 どうやって直すかというと、これがすごい。
先生が体をガッシリと押さえます。羽交い絞めのような、柔道の寝技のような?体勢です。それで「肩を斜め上前に回して下さい」など支持されます。言われたとおりにやります。回すったって、ガッシリ押さえられてるので地味な動きなんですが、結構な運動量です。これを3回ワンセットぐらいやってまず1ヶ所の歪みがなおります。それを下から上に要所要所やって、少しづつ直していきます。くねくねに曲がった針金をまっすぐにするような感じとでもいうか。

 最初に行った日に、これはイイ!! と思いました。自分で動くから、どこをどう直してるかが体で納得できる。カイロ苦手な人にはいいんじゃないかな。1回目で重かった腰がサ~っと軽くなって極楽! 2回ぐらいで治りました。以来、時たま通ってます。ちなみに先生によって療術の流派が違うようなので、上のようなことをやりたい方は、野口先生を指名してみてください。

よよぎ療術センター
http://yoyogiryou-j.com/
サイトの中に「共産党本部ビルの真向かいですから、夜でも安心してお越し下さい。」と書いてあるけど、何が安心なんだろう。。共産党ビルは普通のオフィスビルです。たまに大音量で「宇宙戦艦ヤマト」が聞けます。

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2004.12.14

Jobimを歌った

041214 先日のジョビン・トリビュート・ライブ presented by Steve Sacksさん、無事に終わりました。ああ楽しかった!こじんまりしたコルコヴァードの店内で、みんながそれぞれに10年目の命日を思う風景は何ともいえず温かかったです。

 プログラムの半分がインストだから、この日はギタリストとして演奏する場面が多く、弾き語り人の宿命としてたぶん一生「半分ギタリスト」でありつづけるであろう、ありつづけたい私は、複雑な進行の譜面にかじりつくのが精一杯でした。やはりこれは小さなオーケストラなので、暗譜しておくのが正しい道でしたが、間に合わなかった。。あ~、いい曲だな~、気持ちいいな~、とうっとりしていたら、すぐに似て非なるコードを弾いてしまうのでした。ジョビン、ごめんね。。

 インストでやった「MOJAVE」という短調のワルツが美しくて大好きになりました。素直な曲なんだけどメロディが洒落てて、も~なんでこんなの作れるの~?とジェラシーを感じてしまう。歌は「マンゲイラのピアノ」が面白かったかなあ。この曲は前から知っていましたが、2拍子のどっしり感を出すのが難しいので、ライブでは恐くて今までできなかったです。歌もいきなり脅しのように始まって、後は坂道を転がるように進んでいくので、崩壊するんじゃないかと恐ろしかった。。でもなんとかイメージにはずれず演奏できて、それなりに達成感ありました。人が曲を選んでくれるライブというのは、私のような臆病者に色々な冒険をさせてくれます。

 二村希一さんとはこの日2回目の共演でしたが、この方のピアノ、とてもチャーミングで素晴らしいです。決められたとおり弾くところとアドリブの部分のコントラストがはっきりしていて、でもそれが全然あざとくないんです。ここはアドリブだからいっちょーやったろか、みたいなのが無い。でも気がついたら音がピアノの上でカラフルにはね踊っていて、みんなウキウキしてしまうのです。

 それから、ちょうどこの12/8に2刊目のジョビン考察本を出版した岩切直樹さんが本を持ってご来場くださいました。岩切さんは11/25のジョビンライブにも、最終校正の忙しい最中を縫って来てくださり、「ジョビン曲のライブは僕にとって特別なことだから、来ないわけにはいかない」と言っておられました。

 最初にお会いしたのが1冊目『三月の水』の刊行直後で、その時に表紙デザインのご苦労などお聞きしていました。2冊目の表紙を見て「あっ、今度は赤ですね?」と言ったら(1冊目は青緑だった)、2冊目は赤い表紙にしようとイメージして、そこから書こうという気を盛り上げたという話をされました。私も表紙を先に決めて盛り上がるタイプなので、そんな話に花が咲きました。

 『愛と微笑みと花』-アントニオ・カルロス・ジョビン・ブック2-
彩流社 ¥2,500(税抜)

 これは本の中でも語られているとおり、岩切さんがファンの視点からジョビンを語ったものです。事実を書きたいという気持ちと、強い思い入れとの葛藤が文章のすみずみに表れていて、読む人は「そうかもしれない」「そうじゃないかもしれない」と色々思いを巡らせていくことができます。私は好きです。

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