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2010.08.02

João Boscoのこと

先日、とある場所でジョアン・ボスコのDVDがかかっていて、以来また部屋で彼の声とギターを聴く日が多くなっています。

Bosco1

最初に彼の音楽を知ってから、本当に良さが分かるようになるまで、だいぶ時間がかかったように思います。レコーディングとライブで雰囲気が全然違うし、生演奏もソロとバンドで表情が変わるから、どこを見ていいのか分からなかったのかも知れません。特に若い時の彼の声は細く甲高く、何かくつろげない気もしたものです。

でも、99年と02年に来日した彼のライブを初めて見たとき、深く力強い声とギターの美しい音色に、今までの印象を完全に覆されました。"弾き倒す"という予想に反して、とても丁寧に演奏する人でした。まるでクラシックギターのコンサートをしているように、ひとつひとつのコードを慎重に押さえていく彼は、形を変えたジョアン・ジルベルトのようにも見えました。

先日見かけた映像はバンドで演奏しているもので、60歳を超えたジョアン・ボスコは成熟した魅力にあふれていて、とても感動的でした。イントロのフレーズを、細心の注意を払って弾きます。

昔に比べてバンドもアレンジが行き届いてお客さんにも分かりやすい演奏になっているのは、要するにショーアップされているという事でしょうが、私はこの今のジョアンがとても好きです。

Bosco2

ところで、彼はいつもスツールの前に足台を置き、両足をそこにきちんと揃えて置きます(引いた画面で見るとこれがちょっと可愛らしい)。来日の時も木製の足台を踏んでいて、自分の物をわざわざ運んで来たのかなと気になりました。このスタイルはとても安定した姿勢で、足を組んでいる時よりずっと指が動くし声も楽に出ます。両足揃え派は、彼のほかにホーザ・パッソス、ジョアン・ジルベルト。カエターノは足を組んでることが多いみたい。

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