安らぎのナポリタン
金曜日。夕方から音響チェックのリベンジでもう一度千駄ヶ谷へ。
Vineria Hiranoさんは今回初めて音響設備を使うライブを企画されたので、ちゃんと音が出るかどうかを事前に確かめておかないといけません。機器のトラブルがあって開店の時間にずれこんでしまいました。
「今日は遅い時間までお客さん来ないだろうから、のんびりやって」と店主ヒラノさんが言った矢先に、一元のお客さんがご来店。私より年上だけど親の年齢というほどでもない、品の良い二人連れ。被災地のゆくえを見守る毎日で意気消沈されているようでした。
事情をお話して、お食事中も音のチェック作業をさせてもらいました。でも気を悪くされず、逆に普段見られない風景を楽しんでくれていたようです。ワインがすすむうちにだんだんリラックスされて、店内も空気が和んできました。
マイクがつながったところで、安心したヒラノさんから冗談で「じゃぁここで1曲」。 「いやぁ、ギターが無いから。。」と笑ってましたが、ふと思いついて武満徹の「翼」という歌をアカペラで。すると、カップルの女性のほうの方が「えっ、タケミツ。。」と小さく声をあげて顔を覆われました。あとで聞くと、この方は武満徹の音楽舞台の仕事にかかわっておられたそうでした。
さて、無事に準備が終わったと思うと急にぐったりしたので、渋谷に足を延ばして「barquinho」へ。新企画メニュー?の"喫茶店風ナポリタン"をいただきました。懐かしい味に安らぎ度120%。。ありがとうございました。
この日一日にあったことを思い返しながら帰宅。外でゆっくり食事できることや、音の調べを聴くこと、心を開放できる時間が人には必要なんだと実感しました。
音楽関係のイベントは中止が多く、それぞれの主催者さんが毎日の状況を見ながら開くべきかどうかを検討していることでしょう。
私はとりあえず中止になったものは嘆かず、予定通り開かれるものはやる、できるだけ普通にいきたいです。
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エレナのチェルノブイリへのバイク旅
http://www.geocities.jp/elena_ride/
エレナさんは、カワサキ製の「ニンジャ」というバイクでチェルノブイリを旅して今の姿をレポートしている、かっこいいお姉さんです。公園のベンチ、宴会場、観覧車。。時が停まったいろんな娯楽施設の美しい写真が見られます。
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