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2011.06.20

Garota de Ipanema イパネマの娘

Heloisia


Garota de Ipanema
イパネマの娘
(Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes)

見てごらん なんて美しいこと
なんて優美さにあふれているんだろう
彼女は少女 こちらへ来て通り過ぎていく
甘美なバランスで 海から通りに向かって

イパネマの太陽を浴び 黄金の身体の娘
その均整は 一編の詩にもまさる見事さ
それは 今まで見たなかでも
もっとも美しいもの

ああ なぜ私はこんなにも孤独で
ああ なぜ全てがこんなにも悲しい
ああ 目の前に存在する美しさ
美は私だけのものではなく
そして 独りで通り過ぎていくものなのだ

ああ 彼女は知っているのだろうか
彼女が通るときに
みんなが微笑み 恵まれた気持ちに満たされて
愛によって 世界がますます素敵になることを
 
 
*  *  *  *  *  *  *  *  *
 
 
 
先日、あるイベントのために「イパネマの娘」の歌詞を日本語に和訳しました。

この曲の訳をするのは初めてではありませんでしたが、訳す度に違うものになっていきます。自分の年齢が増すにつれて詩の印象も変わっていくようなので、一度ここに書きとめておこうかなと思いました。

曲が発表された1962年、この歌の中に登場した娘さんエロイーザは、17才。上の写真の人です。詩人ヴィニシウスは49才でした。

ヴィニシウスは、歌詞のなかに「詩」や「詩人」という言葉をよく使います。何をテーマにしていても、つまるところ彼の作品の主人公は詩人である自分自身なのです。

カモシカのような足ではずむように歩く少女は、彼が詩のなかに苦心して追い求めたもの「優美さ」と「バランス」を軽々と備えてしまっていました。ヴィニシウスは、エロイーザが体現している「美」を羨望のまなざしで見たのでしょうか。美は詩人の前を冷たく通り過ぎていく。美は人々の愛を生む。。世界を愛でいっぱいにするために、ヴィニシウスは詩を書いて生きたのでしょうか。

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