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2012.08.26

Amazonas アマゾナス

ジョアン・ドナートの「Amazonas」を和訳しました。

Amazonas
アマゾナス
(João Donato/Lysias Ênio)

行こう
アマゾナスに帰る時が来た
街でサウダージに包まれて 私は泣いている
涙の川が海になるほどに
行こう
歌にギターを道連れに
独りで道を歩いていこう
歌で悲しみを追い払いながら

ハンモックを吊るして
モレーナとくるまって 眠ろう

自由に夢見る
自由に空を飛ぶ鷺のように
カヌーで川を下っていこう
夢見る時間があることが 良い人生だ

小屋を建てて
モレーナと一緒に住もう 愛そう

自由になろう
アマゾナスの流れのように自由に
その波にまかせてすべるカヌーに乗って
海を目指して道ゆこう

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この曲はボサノヴァというよりもラテンのチャ・チャの形です。何てことないようでいて、豊かな広がりがあって飽きの来ない名曲だと思います。ドナートはこういう作品を山のように書いている、本当に素晴らしい音楽家です。ブラジル音楽の、いえ世界の宝とも言っていいのでは?

この人の演奏を見てると、おそらく言語をつかさどる左脳がほとんど無いか、よほど小さいのだろうな、という気になってくるのですが、彼自身に歌詞らしいものを書かせるとやはり恐ろしいことになるわけで、「A Rã(カエル)」という曲ではただカエルの鳴き声が延々と続いているだけという事態が発生します。「ビン・ボン」の歌詞を書いたジョアン・ジルベルトも、あの分量でも苦労しただろうなと思いますが、それより上を行ってます。

ところがドナートにはリジアス・エニオという弟がいて、その人が彼の数々の曲に詩をつけたことで、さらに作品が輝くことになりました。

リジアスの人となりについてはどこにも載っておらず、他の人の曲に歌詞を書いているのも見たことがないので、お兄さんの専属作詞家だったのでしょうか。もしかしたら、お兄さんに頼まれて書いてみたら才能が開花したのでしょうか。マルコス・ヴァーリの兄弟も同じように共作をしています。

肉親というのは本当に有難い存在です。リジアスの詞はドナートのメロディやリズムにぴったりで、小難しくなく、でも心を飛翔させてくれるイメージにあふれていて素晴らしいです。

ちなみに、ドナートはアマゾンの奥地のアクレというところで10歳ぐらいまで過ごしたそうですが、奥も奥、ほとんどペルー国境ぐらいの場所ですね。。お父さんはパイロットだったそうです。

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Amazonas (João Donato)

ライブの演奏から、UPしました。
チェロ: 平山織絵さん ピアノ: 永見行崇さん

映像が残ってないので、お花をご覧下さい^^
 
 

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