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2013.06.16

Renato Braz ライブ

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週末の金曜日は、ブラジルから来日中の Renato Braz ヘナート・ブラス のライブを見に行ってきました。

昨年の暮れだったか、招聘元のWillieさんから「こんな素敵な人が来る予定」と一報があって、彼の動画を見せてもらいました。最初に彼が歌ってるのを聴いたときは、端正なボーカルとどっしり地に足が着いた雰囲気が印象的で、いわばモニカ・サウマーゾの男性版のようだな思いましたが、同じサンパウロのアーチストということで、モニカとも仲が良くてよく共演しているとのことでした。

この日はずっと雨でひどい湿気でした。会場の mal di mare さんはぎっしり満席、仕事を早めに切り上げて駆けつけてきたお客さん達の熱気に包まれていました。私も到着がぎりぎりになってしまって、席に着いたときは全然音楽に向かう態勢でなかったのですが。。

一曲目はまさかと思うような始まり方で、なんと、ア・カペラで「Por Toda Minha Vida」。大地の祈りのような声に自分の呼吸を合わせていると、すーっと汗が引いていくのがわかりました。二曲目からギターの弾き語りが始まると、今度はそよそよと風が吹いてくるようでした。


ヘナートの声は、高いところはミルトンのような強い響きで声量があり、ところが低くなると、ジョアン・ジルベルトにそっくりな瞬間があります(お顔の骨格がそっくりだ!)。次のアルバムはジョアンにトリビュートした作品を予定しているそうで、その中からは「Avarandado」「Preconceito」などをやってくれました。個人的には、「Preconceito」のようなサンバを弾き語っている時の、適度にくだけた感じのヘナートの歌い方がチャーミングだなと思いました。


こういう梅雨の時期の演奏は日本人でも辛いものがあるはずなのに、ヘナートは開演前からにこやかに落ち着いた雰囲気で、パフォーマンスも包容力にあふれていました。その精神の安定した雰囲気が何とも感じが良くて、まるで禅のような安らぎを持った人であることが伝わってきます。

イベント関係者の方々も、そんなヘナートが気持ちよく演奏できるように気遣い、内々ではかなり緊張があったと思いますが、同じように穏やかな空気を会場に提供していて、それも今回のライブでは感動的でした(ライブってやっぱりいいですね!)。 PAはエンジニアの加藤明さんが持ち込みで担当され、大きすぎない自然な音を作っていました。良い時間でした。


終盤は日本の童謡「ふるさと」や「七つの子」が登場。昔にご友人のお母さんから教わった曲だということでした。こうやってヘナートが歌っているのを聴いていると、本当に音楽には国境はないんだという感じがして、うれしくなります。それから、ヘナートのお友達の宮本貞雄さん(vo,g)がゲストで参加され、アンコールは「Saudade Mata Gente」。男性のデュエットでこの曲、サウダージにあふれて素敵でした。


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終わってから、CD「Casa de Morar」を買わせてもらって、一緒に写真を撮ってもらいましたよー♪
 
 
日曜の別の会場は速攻で満席になってしまったということで、同日の追加公演が決まったとか。ダブルヘッダー大変だと思いますが、最後まで素晴らしい演奏になりますように。。
 
 


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