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2016.04.28

プリンス

Prince1

プリンスが突然亡くなってしまってから一週間。

ツイッターでいち早く流れてきた訃報に、目を疑ってしまった・・。みんなも言ってるけど、なんとなく長生きしそうな人だというイメージがあったから。去年だったか、グラミーのプレゼンターとして舞台に登場した様子を見て、50代になっても変わらず元気そうだな、と思っていました。

闘病の末、69歳で最後のアルバムを完成させて亡くなったボウイと比べて、なんとあっけなく寂しい最期。あの、ステージで燦然と輝いていた人が。

超人のようなスターでも、普通の人間でも、命には必ず限りがあるんだなぁ、 と。


  *  *  *  *  *  *  *  *


私は多分プリンスのどんぴしゃ世代ですが、When Daves Cry のビデオがテレビで最初に流れるたび、「うわ~、気色悪い!」と弟達と騒いでいました。お風呂から這い出てくる、ガリガリでむさくるしい髪型の青年。。むさくるしいのにエレガントな服装をしており、その出で立ちはどうみても妙だし、声がまた苦しそうなニワトリのようで、変。

それがいつカッコいいと思うようになったのか、はっきり記憶がありませんが、段々とあか抜けてくる彼を時々見ても、2000年ぐらいまでは単に"売れてる人"という認識しかなかったように思います。

 
 
Prince2

それがある時、なんとなくCDショップで手に取った「Sign O The Times」ツアーのビデオをなんとなく買って帰って、ライブ映像を見てから、すっかり心を掴まれてしまいました。一週間ぐらい毎晩寝る前に見ていたような気がします。

私はきっと、このバンドの雰囲気が気に入ったのかもしれません。ザ・レヴォリューションからメンバーを一新しての新しいバンド。

自分のバンドに精出して女性ミュージシャンを起用したプリンス。見栄えがするからなのか、自分がいつも艶っぽい気持ちで居たいためか、わかりませんが、女性の目から見てもやっぱり素敵な女性がステージで活き活きしているのは気持ちいいもんです。

特に私の目が釘付けになったのは、ダンスと振付で活躍したキャット・グローバーでした。 バネのある肢体でステージを飛び跳ねます。プリンスとの絡みではかなりセクシーな演出がされていますが、彼女がとても健康的な雰囲気を醸し出しているので全然いやらしくない。

シーラ・Eも、背後のドラムスに居ながら明るい笑顔を振りまいていて、クールに振る舞う他のメンバーとは違って至ってのびのびとサポートの仕事をしている感じがします。シーラがステージに居るとものすごくポジティブな雰囲気が出ますよねぇ。。このバンドには居ないウェンディも含めて、彼を支えた女性陣はみな大人な印象でした。

男性のミュージシャンは地味で手固いプレイをする人が多く、奇抜な格好をさせられながら、真面目にやっている様子が何か微笑ましいです。

スターになっていくにつれてステージは作り込まれ、段々と破顔を見せることが少なくなっていったプリンスでしたが、彼の奥に隠されたいろいろな感情をバンドメンバーが代弁しているようにも見えたりします。


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ライブ映像のなかのプリンスで私が何度も見返すのは、ギターソロのシーン。奏でる姿勢の、身のこなしが美しい。そして歌やギターのフレーズのきらめき。風にはためいて光を写す木の葉のように、見ていて飽きない。。今のその瞬間の新鮮な感動をいつも与えてくれます。

毎晩のように 彼の音楽や人生に思い巡らせている一週間・・

ゴールデンウィーク。 プリンスの居ない季節の、はじまりです。


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